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茨城県地域おこし協力隊
​有志の会 ​代表より
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 改めまして、茨城県地域おこし協力隊有志の会で代表を務めております、近藤と申します。

 

 この度の地域おこし協力隊EXPOinいばらきを開催するにあたり、①協力隊の本業との兼ね合い、②企画の経緯と中身について少し詳しくお伝えいたします。

【①協力隊の本業との兼ね合い】

 今回の「地域おこし協力隊EXPOinいばらき」は「地域おこし協力隊」という名義を使用しているため、所属する自治体の業務・活動の中で取り組んでいるかのような印象を抱かれる方もいらっしゃると思います。


 

 茨城県内の地域おこし協力隊の有志で企画している地域おこし協力隊EXPOinいばらき(以下、EXPO)ですが、原則として、余暇の時間を使って活動しています。したがって、協力隊としての本来の業務には含まれておらず、各々の活動はしっかり行った上で、プライベートの時間をEXPOに割いている状態です。※活動地域によっては、地域の魅力発信等の活動に含まれる・移住定住活動に含まれる等の理由から、本来の業務に準じていると自治体から認められている場合もあります。(冊子内やオフラインイベントでの紹介もあるため)

 

 発起人として、業務時間外・無給という条件、本当に申し訳ないと思っています。(僕も業務外です)ですので、日常生活や協力隊としての業務に支障が出ないよう、各自でしっかり調整しています。(そこに支障が出れば本末転倒なので、メンバーにも耳にタコができるくらい言い続けてます)

 

 お金も一銭も出ないのに、精力的に企画・運営しているメンバーには、心から感謝してます。

 

【②企画の中身】

 こちら特に誤解を招きやすいのでしっかりお伝えしておきます。EXPOは「報告会」ではありません。隊員1人1人が、茨城の各地域に移住し、何をして、何を経験してきたのかを“形”として残し、《伝えていく》ための企画です。これだけでは報告会との違いがわかりにくいと思うので、以下で説明させていただきます。

 

 まずは、僕がこのEXPOをやろうと思った経緯をお話します。

 

 6月末、僕は「県内協力隊の合同報告会できないかな」と呟きました。その呟きは、様々な方からの反響をいただきました。「これは形にしなければ!」と、直接声をかけて集まったのが〈茨城県地域おこし協力隊有志の会〉の事務局メンバーです。メンバー同士で何度も話し合いを重ね、言葉を紡いでいく中で、「本当に僕がやりたかったことは、協力隊の日々を残し《伝える》ことだ」ということに気づきました。

 

 地域おこし協力隊制度は、隊員のみで成り立っている活動ではありません。受け入れる自治体職員、県の担当者、地域の方、活動によっては農家さんや施設の方など、多くの方が関わり、最大3年を過ごします。協力隊の活動に関わる方々に「協力隊活動の中で行ってきた活動・成果」を報告するのが報告会です。しかし、EXPOではこれまでの隊員一人一人の最大3年間の積み重ね(活動においては成果とは呼べないほどの小さな成功・失敗体験、活動以外で構築した地域の人との関係性、一住民・一移住者として見つけた地域の良いところと悪いところ等)を、誰もが手に取り、目にすることができる形として、活動に関わる方々だけでなく、これから関わるかもしれない人たちへも、しっかりと伝え繋いでいきます。

 

 そのために考えた企画の一つが、隊員の3年間=1095日のリアルを伝えるための本の制作です。

 

・隊員になった1人の"個人"にフォーカスを当てたポートフォリオ

・隊員としてかつ移住者として過ごす人たちの本音をまとめたインタビュー・対談記事

 

これらを盛り込んだ本を、現在制作しています。

 

 本の制作以外にも、リアルイベントによる発信も企画しています。本では伝えきれない、熱量や想いを、地域の人にもしっかりと伝えてきたい。新型コロナウイルスの影響でこちらは実施できない場合も考えられます。その場合は、オンラインイベントに切り替えて実施しいたします。 

 

 EXPOという“形”で伝えることで、隊員に関わる全ての人の不安を少しでも取り除き、地域おこし協力隊ひいては地域の魅力を広く伝えていきたい。地域おこし協力隊の1095日を、まだ知らぬ人へと伝えていきたい。それが今回のEXPO開催の目的であり目標です。

 

 本来なら中身をもっと詰めていなければならない時期なのですが、なにぶん手をつけられるのが帰宅後から夜中にかけて、そして休日のみ(中には休日が休日とは呼べないんじゃないかという人もいますが…)、思うようには進められていないのが現状です。

 

 とはいえ、それを言い訳にやらないという選択肢もありません。自分たちにできることを精一杯模索しながら、当企画の準備を進めて参ります。

 

 なので、今後中身をしっかり詰め次第、より多くの方へご協力・ご支援をお願いするかもしれません。何卒、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

茨城県地域おこし協力隊有志の会 代表
近藤 弘志

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